アマゾン現役社員の池乃堀正太郎、かく語りき

キャリア磨きに力を入れたい人へのアドバイスです。

想定外結果の発生メカニズムを、持論⇒議論⇒理論⇒自論のアプローチで分析しよう。

これまではリーダーシップスタイルに触れてきました。最後の記事で述べましたがリーダーシップのスタイルには正解はありません。どんな手段を使っても組織を束ね導きたい方向へリードすることができればそれはリーダーとしての役割を果たしたことにつながります。

では優秀なリーダーとそうでないリーダーの違いはどこに現れるのか。時間とマグニチュード(影響度)という視点で考えてみたいと思います。

まずは時間について。ここでいう時間のイメージはリーダーとして舵を切り組織を束ね成果を上げるまでどれくらいかかるのかを指しています。いくら優れたリーダーシップを発揮したといえ、リーダーが思い浮かべるビジョンを組織に浸透させそれを実行に移し成果を出すのに時間をかけてしまっては他社との競争に負け、市場の変化に追随できない状況に陥ってしまいます。

マグニチュード(影響度)という視点ではどうでしょうか。いかに早く組織を束ね成果を上げたとしても、市場に対するインパクトが小さいものに資源(ヒト・モノ・カネ・ノウハウ)をかけていては投資対効果が悪く非効率なアクションになってしまいます。

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結局優秀なリーダーというのは変化の方向性の目利きや勘所が良いのだと思います。勘所がいいリーダーは目の前で起きている事象を経験的や理論的に抽象化して理解し咀嚼し、一番理にかなった行動を思い浮かべることができます。

あるトラブルが起きた時に平然と何をすべきか冷静になっている上司やリーダーを見かけたことはないでしょうか。そういった人には平凡な人には見えていない景色が見えていると言います。見えない景色が見えてくるとリーダーシップの品質が上がっていると言ってもいいかもしれません。

誰もが先天的に優秀なリーダーになれるわけではありません。私の経験則から優秀なリーダーというのは経験から学ぶことに労力をかけている人が多いように思います。例えるならば経験の棚卸。棚卸にはいくつかポイントがあります。

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1つは考えることから逃げないこと。目の前の状況にとらわれず、まず立ち止まり考えることから始めなければなりません。次に一段上の視点から物事をとらえ、取組み手順を体系的に組み立てる必要があります。

2つ目は過去の経験が生かし問題解決の道標を示すことができないか考える。制限時間ギリギリまで問題の本質の見極めに力を注ぎ、本質から組織として何をすべきか、どういう道に進めるべきかを示すことに挑戦する必要があります。

とはいえ、いきなり正しい道を示すことはできないでしょう。なので3つ目に、ビジネスで得た経験や学びを1つ1つ大事に時間を取って振り返ることが重要です。経験や学びを単純化して抽象化してそのエッセンスを頭に叩き込んでおくのです。そう、同じような問題に遭遇した時に使えるように。それが「いつか見た景色」につながるはすです。

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