アマゾン現役社員の池乃堀正太郎、かく語りき

キャリア磨きに力を入れたい人へのアドバイスです。

歴史あるリーダーシップの研究(その2)

今回も前回に引き続きリーダーシップについて述べたいと思います。前回の記事にはリーダーシップの定義の1つであるAversive Leadershipについて紹介しました。

今日は2つめのリーダーシップ、Directive Leadershipについて紹介します。Directiveとは指示的なとか指導的なという意味がありますので前回のAversive Leadership(嫌悪的)よりもメンバーがリーダー従う理由が伴っています。

Directive LeadershipのベースはPosition Power(権力)やLegitimate Power(正当性)から来るものです*1。組織の上の人が言うからとか、そういう風に決まっているから、従わざるを得ないといったところでしょうか。

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こういったリーダーシップは、人間は命令や強制でなければ従わない、という考えが背景にあります。こういったいわゆるアメとムチのような管理をX理論*2と呼びますが、Directive LeardershipはX理論に基づき、部下は指示を与えなければリードできないと考えています。

もちろんその指示の先にはどういった目標があるのかも示しています。ただそもそもなぜその指示に従わないといけないのかといった背景や理由は延べません。あくまで人間は命令や強制でなければ従わないと考えているからです。Aversiveと比較するとまだましかもしれませんがまだリーダーシップのスタイルとして強引さが否めません。

というわけでまとめると、Directive Leadershipは、Issuing instructions and commands(指導や指示)と、Assigning goals(ゴール設定)を目指すリーダーシップとなります。

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*1:French, J. R. P., Jr., & Raven, B. (1959). The bases of social power. In D. Cartwright (Ed.), Studies in social power (p. 150–167). Univer. Michigan.

*2:McGregor, D. (1960). The human side of enterprise. New York: McGraw Hill.