アマゾン現役社員の池乃堀正太郎、かく語りき

キャリア磨きに力を入れたい人へのアドバイスです。

未来は予見できるし作り出せる。そのための心構えとは。

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未来は予見できるという話をここでしましたが、実は似たようなことが昔から本でも語られているってご存じでしょうか。

私の手元にある本に、このような一説があります。

心は、創造の達人です。そして、私たちは心であり、思いという道具をもちいて自分の人生を形づくり、そのなかで、さまざまな喜びを、また悲しみを、みずから生み出しています。私たちは心の中で考えたとおりの人間になります。私たちを取りまく環境は、真の私たち自身を映し出す鏡にほかなりません。『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ アレン (著) P1

これは1864年に英国で生まれたジェームズ・アレンが書いた著書です。ナポレオン・ヒルやテール・カーネギーなど、今存在するような自己啓発本はこの本から強い影響を受けたということです。言い換えるとこの本さえ読めば他の自己啓発本は不要ってことです。

もう一つは、こちらです。

まず自分を信じることからはじめよう。あなたの性格、あなたの人生、あなたの日常生活を決定するのは、あなたの考え方ひとつである。自分の生涯になにを求めるか考えよう。成功したいという欲求がはじめの一歩である。『【新訳】信念の魔術―人生を思いどおりに生きる思考の原則』C・M・ブリストル (著) 表紙から一部抜粋

この本も古く1948年に米国で出版され、日本語訳は1964年に発行されています。買ったのは20代ですが20年近くたった今でも大事にして何度も読み返しています。価値のある本というのは読んだ時々によって印象が変わるものだと思います。20代と40代では自分の生活がガラリと変わっているはずです。その時の課題の優先順位も違います。でも何度も読む理由はその時々で響く言葉が違うからです。そういった本を持っていると人生に彩を与えてくれると思います。

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さて本題に戻ると、この2つの本の共通の主張は何でしょうか。自分を信じることで未来が拓ける、という点です。信じるか信じないかは迷うところではありますが、でも成功している人から同じような言葉を聞いたことは無いでしょうか。少なくとも私は成功している人から同じような事を何度も何度も聞いたことがあります。決して偶然、たまたま同じようなことを言っている人がいる、というわけではなさそうです。そう気づいた時から、実際私もそうありたいなと強く信じるようになりました。

ただし一定の条件がありそうです。それは自分が主役にならなければならないことでしょう。他人のせいにしていてはダメです。それはすべての物事にオーナーシップを持つことが未来を作り出す条件になり、ひいては成功をつかむ近道になるわけです。

ここまで言っても妄想の域を超えない、もしくは響かないって人もいるでしょう。当然です。全くロジカルな説明ではないからです。でもロジカルな説明が求められる学者の中でも実は同じような議論をしていると言えばどうでしょうか。

詳しくはここでは述べませんが、そこでは、未来は見つけるものか、それとも作り出すものか、という議論が繰り広げられています*1。どちらの主張も一見正しそうですが、今の混沌とした状況を考えると、後者の未来は作り出すもの、という理屈がどう成り立つのか、気になるところです。それは、私の理解ではこういう理屈です。

【未来を作り出す流れ】世の中が混沌としている⇒正解が1つではなくいろいろな答えになり得る(でも誰も分からない)⇒正解かどうかわからない段階で行動に移す⇒行動に移してトライエラーを繰り返し、その結果でもって周りを説得する⇒説得にストーリー性があり腹落ちすればそれが答えになる

「正解かどうか分からない段階で行動に移す」はどのような人が移せるでしょうか。そう、未来を予見し、そして何よりも自分を信じる人です。物事の全てにオーナーシップを持っている人です。正解かどうか分からない中では他人に依存することもできず、それでも前に進めるには自分を信じるしかないからです。自分事で物事を進めている人の説得には迫力と気迫と情熱があります。そういった熱い想いが周りを納得させ突き動かすのです。未来はこうやって作り出されるのです。

*1:Alvarez, S. A. & Barney, J. B. 2010. 入山 章栄. 世界標準の経営理論 (Kindle の位置No.12685). ダイヤモンド社. Kindle 版.