アマゾン現役社員の池乃堀正太郎、かく語りき

キャリア磨きに力を入れたい人へのアドバイスです。

松下幸之助氏に学ぶ。未来を予見するとはどういうことか。

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今回は下記の続きです。

前回は歴史から学ぶことの意義についてお伝えしました。その話の流れで、歴史は、世の中には普遍的な法則があることを教えてくれる、ということに触れました。同じようなことを有名な経営者、松下幸之助氏がこのように述べています。

私は自分の経営の秘訣というようなことについて質問を受けることがあるが、そういうときに「別にこれといったものはないが、強いていえば、"天地自然の理法“に従って仕事をしていることだ」という意味のことを答える場合がある。

(中略)限りなき生成発展というのが、この大自然の理法なのである。だから、それに従った行き方というのは、おのずと生成発展の道だといえよう。それを人間の小さな知恵、才覚だけで考えてやったのでは、かえって自然の理にもとり、失敗してしまう。『実践経営哲学 (PHP文庫) 松下 幸之助 (著)』P46, P50

これこそ、社会で成功している人に見えている未来です。具体的なことは予想していませんが、物事を進める方向性を予見するとは全くこのような事だと思います。

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松下幸之助氏は恐らく経営を手がけて最初からこのような信念に至ったのではないはずです。いろんな失敗や成功の経験から信念をつかんでいったのではないかと思われるのです。それではどうやれば経験や体験から、そういった信念をつかむことができるのでしょうか。

1つは、何より感受性を高め自らの体験の一つひとつを味わいながら大切にすることだと思います。高い感受性は体験から得られる価値を最大限に引き出すことができます。また、自らに課せられた仕事に一生懸命に取り組むことも必要です。自分が主人公であり、受け身ではなく、主体的に生きてこそ、感動や感激が生まれるためです。

感動・感激を生むほど仕事に没頭すれば体験から得られる核心が見えてくるようになり、ひいてはそれを普遍的な原理原則にまで落とし込むことができるようになります。この境地に至るプロセスそのものが、自分の仕事観や人生観を彩りあるものにし、結果的に実のあるキャリアにつながると思います。