第一線で活躍するビジネスリーダーになりたい、大学卒業して就職した人はみんな一度はこのような気持ちになったはずです。だけどいつの間にか、会社の慣習に振り回され、先輩社員にイジられ、同期と仕事で差をつけられ、しまいには後輩に成果を取られてしまう。それでも、社会のため、お客様のため、何より生活していくために、本を読んだり、ビジネススクールに通ったり、資格を取ったり、いろんな事に挑戦している人は多いのではないでしょうか。
かくいう私ももう40台半ばになりますが勉強の毎日。スキルに直結する勉強はもちろん、歴史や経済学などの本もたくさん読みます。モチベーション維持のために、マインドフルネスや瞑想、体力維持のためにエクササイズをしたり、毎日何時間あっても足りないぐらい自分磨きに時間をかけています。
そうはいっても、家族を持つ人や、仕事がめちゃくちゃ忙しい人など、自分磨きへの時間が圧倒的に不足している人もいるとは思います。何とか時間を捻出し自己研鑽をやることに意味を見出しきれていない人もいるかもしれません。
それでも私は断言します。 すべては自分のキャリアにプラスにつながっています、と。
その実感が出てこない無い理由、一つは即効性が無いからでしょう。仕事に直接プラスになるようなスキルアップは実感出るかもしれません。収入も多少は上がるでしょう。でもキャリアへのインパクトはそれほど大きくないはずです。キャリア磨きは短期志向ではダメなのです。
短期志向に陥ってしまうのも仕方ありません。それは自己研鑽によるインプットが、仕事の成果にどう生きているのか、その仕事の成果の体系化にどう役立っているのか、ひいては結果としてキャリアにどう影響を与えているのかの全体像が見えていないからだと思います。
その全体像を体系的に整理する、これにチャレンジしてみたいなと思います。全体像で押さえておくべきポイントは今のところ、8点ぐらいありそうです。
- 仕事上の期待成果と実績を対比しているか。目標達成が楽になったら別のキャリアを検討しよう。
- キャリアの独自性が見えているか。読書などにより歴史観や人生観を洗練し自己効力感を倍増させよう。
- 危機感・切迫感を解消するあるべき姿を設定しよう。くやしい経験は仕事を取りに行く意欲を爆発させる。
- リーダーシップを発揮し組織で目標を合わせ・方向性を合わせ・波長合わせに取り組もう。
- 想定外結果の発生メカニズムを、持論⇒議論⇒理論⇒自論のアプローチで分析しよう。
- 会社での集合研修などでは絶対教えてくれない、汎用的な「理論」は本を使って自己責任で勉強しよう。
- 体系化された独自の自論を積極的に利用することで、仕事の成果刈り取りを早期化しよう。
- モチベーションと論理的思考をフル活用して仕事の成果・実績をあげる、このサイクルを高速回転しよう。
私のキャリアの経験踏まえて、この8つポイントをこれから解説していこうと思います。キャリア磨きに力を入れたい、って人はぜひ読者になって頂ければ幸いです。