アマゾン現役社員の池乃堀正太郎、かく語りき

キャリア磨きに力を入れたい人へのアドバイスです。

キャリア

エージェンシー理論を論文で読んでみよう(続き②)

前回に引き続き、エージェンシー理論について触れていきます。前回の記事はこちらです。 今回は2つ目のProposition(命題)についてです。使っている論文はこちらのものです*1。 Proposition 2: When the principal has information to verify agent behavio…

エージェンシー理論を論文で読んでみよう(続き①)

今回は前回の続きとなります。少し日が開いたのですがもし前回の記事をご覧になっていない方はこちらをぜひ参考にして頂きたいと思います。 前回までの記事を簡単に述べると、エージェンシー理論で覚えておくべき点は以下の通りとなります。 組織には、上司…

エージェンシー理論を論文で読んでみよう。

前回、エージェンシー理論を使って上司と部下の間に発生する問題を説明しました。その中では、上司のリーダーシップや部下のモチベーションとは関係なく、上司と部下にはそもそも倫理や責任の欠如(理論ではモラルハザードと呼びます)が発生するものである…

エージェンシー理論を使って上司と部下の問題を考える。

今日は私がどんな理論に出会ってきたのか。その理論をどうやって実務にあてはめてきたのかについて触れてきたいと思います。理論を説明する前にこのような状況を思い浮かべてみて下さい。 上司:頑張って仕事してね。 部下:今日は上司いないから(見ていな…

会社での集合研修などでは絶対教えてくれない汎用的な「理論」はどうやって学んだらよいのか。

今回からは「6. 会社での集合研修などでは絶対教えてくれない、汎用的な「理論」は本を使って自己責任で勉強しよう。」について触れていきたいと思います。これまでの章については下記のリンクを参考にして頂きたいと思います。 前回まで触れてきた5とこの6…

持論⇒議論⇒理論⇒自論のアプローチのまとめ。

これまで6回に分けて、持論⇒議論⇒理論⇒自論のアプローチについて述べてきました。述べてきたことをまとめると以下の通りとなります。 ビジネスリーダーの力量を決めるのは自論の多さ。自論が少ないと起きる問題がいつも想定外となる。逆に自論が多いとどんな…

アマゾンの事例で学ぶ「両利きの経営」のエッセンス。

昨日の続きで『両利きの経営』という経営理論について触れていきます。昨日の記事はこちらを参照ください。 『両利きの経営』*1で代表的な会社の事例として私が所属するアマゾンのことが触れられていました。ちょうどいい機会なのでアマゾンの事例から両利き…

持論⇒議論⇒理論⇒自論のアプローチは斜め45度を狙おう(続き)

前回、持論⇒議論⇒理論⇒自論のアプローチの中の理論の位置づけについて触れました。そこでは、①人間は広さよりも深さを追求しがちになるので理論を使い知を広げることが重要である、②同じような話が企業でもあり自分の得意分野を伸ばすことに固執しすぎて変化…

持論⇒議論⇒理論⇒自論のアプローチは斜め45度を狙おう。

これまで3回にわたり持論⇒議論⇒理論⇒自論のアプローチの重要性について触れてきました。自論の引き出しが多ければ多いほど目の前に広がる事象が「いつか見た景色」となり効果のある打ち手や決断ができるようになります。それが優秀なリーダーの条件になると…

持論を理論に照らし考えることで広がりを持たせよう。

前回は持論⇒議論⇒自論の関係について説明しました。ポイントは、業務で得た知識や経験といった持論は、議論を通じて他人の知見と組み合わせることで、より汎用性の高い自論に近づけることができる、といったものでした。 今回は深さに対して広がりを持たせる…

持論を議論することで深さを磨き上げよう。

前回に引き続き、持論⇒議論⇒理論⇒自論アプローチについて触れてきたいと思います。今回は持論⇒議論⇒自論の関係についてです。持論と自論は造語です。あくまで概念レベルの話ですが、ここではそのイメージをお伝えしたいと思います。 持論は一定業務に対する…

想定外結果の発生メカニズムを、持論⇒議論⇒理論⇒自論のアプローチで分析しよう。

これまではリーダーシップスタイルに触れてきました。最後の記事で述べましたがリーダーシップのスタイルには正解はありません。どんな手段を使っても組織を束ね導きたい方向へリードすることができればそれはリーダーとしての役割を果たしたことにつながり…

歴史あるリーダーシップの研究(その5)

今日は5つ目のリーダーシップスタイルの紹介となります。ちなみに前回はTransformational Leadershipについて説明しました。 今回はEmpowering Leadershipについて触れます。Enpoweringとは部下に権限を移譲したリーダーシップのことです。セルフリーダーシ…

歴史あるリーダーシップの研究(その4)

前回までいくつかのリーダーシップの体系をお伝えしてきました。今日は4つ目のリーダーシップ、Transformational Leadershipについて説明します。 前回、Transactional Leadershipを説明しましたが、Transformational Leadershipはこの対比で整理すると分か…

歴史あるリーダーシップの研究(その3)

今回も前回に引き続きリーダーシップについて述べたいと思います。前回の記事にはリーダーシップの定義の1つであるDirective Leadershipについて紹介しました。 今日は3つ目のリーダーシップである、Transactional Leadershipについて触れたいと思います。Tr…

歴史あるリーダーシップの研究(その2)

今回も前回に引き続きリーダーシップについて述べたいと思います。前回の記事にはリーダーシップの定義の1つであるAversive Leadershipについて紹介しました。 今日は2つめのリーダーシップ、Directive Leadershipについて紹介します。Directiveとは指示的な…

歴史あるリーダーシップの研究(その1)

今回も前回に引き続きリーダーシップについて述べたいと思います。前回の記事にはリーダーシップの定義やリーダーとマネジメントの違いなどについて触れました。今回はリーダーシップの種類について深堀りしていきたいと思います。 皆さんはリーダーシップに…

リーダーシップを発揮し仕事で成果をあげよう。そもそもリーダーシップとは何か。

これまではどのような仕事を選ぶのかについて述べてきました。危機感や切迫感を抱き仕事を選んでいるのか、そうでなければ自分の仕事の振り返りが不十分か、歴史観や人生観の磨き込みが不十分か、と述べました。 いよいよこれからは選んだ仕事でいかに成果を…

仕事を取りに行くために必要なもの。危機感や切迫感は抱いているか。

これまでのまとめを一旦行いたいと思います。まず第一線で活躍するビジネスリーダー、つまりキャリア上で成功するビジネスリーダーになるためにはどんなポイントを押さえておかなければならないかをこれまで中心に述べてきました。 どの参考書にも、どの本に…

未来は予見できるし作り出せる。そのための心構えとは。

未来は予見できるという話をここでしましたが、実は似たようなことが昔から本でも語られているってご存じでしょうか。 私の手元にある本に、このような一説があります。 心は、創造の達人です。そして、私たちは心であり、思いという道具をもちいて自分の人…

松下幸之助氏に学ぶ。未来を予見するとはどういうことか。

今回は下記の続きです。 前回は歴史から学ぶことの意義についてお伝えしました。その話の流れで、歴史は、世の中には普遍的な法則があることを教えてくれる、ということに触れました。同じようなことを有名な経営者、松下幸之助氏がこのように述べています。…

キャリアの独自性が見えているか。読書などにより歴史観や人生観を洗練し自己効力感を倍増させよう。

先日、キャリア磨きに必要な8つポイントをフレームワークに整理してみましたが、今日はその2つめ、「キャリアの独自性が見えているか。読書などにより歴史観や人生観を洗練し自己効力感を倍増させよう。」について述べたいと思います。 ちなみに、1つめのポ…

修羅場体験がなぜキャリアにプラスに働くのか。

先日、修羅場体験がキャリア磨きにプラスに働くことを書きました。 ikenobori.com これは思いつきで言った話ではありません。実はこれは経験則的に会社の人事なども理解しているため、社内異動やローテーションを使って、優秀な次世代経営者に育てたい中堅・…

仕事上の期待成果と実績を対比しているか。目標達成が楽になったら別のキャリアを検討しよう。

先日、キャリア磨きに必要な8つポイントをフレームワークに整理してみました。今日はその1つめ、「仕事上の期待成果と実績を対比しているか。目標達成が楽になったら別のキャリアを検討しよう。」について述べたいと思います。 ikenobori.com キャリア磨きを…

第一線で活躍するビジネスリーダーになるために抑えておきたいポイントをフレームワークで整理してみた。

第一線で活躍するビジネスリーダーになりたい、大学卒業して就職した人はみんな一度はこのような気持ちになったはずです。だけどいつの間にか、会社の慣習に振り回され、先輩社員にイジられ、同期と仕事で差をつけられ、しまいには後輩に成果を取られてしま…